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石井 真人さん(113期)

令和7年地元下関に凱旋!巨大跳び箱に挑み続ける卒業生石井真人さん

(プロフィール)
●石井 真人 / Ishii Makoto
・生年月日:1994年1月4日(31歳)
・出身地:山口県下関市
・在住地:大阪府豊中市
・学歴:関西大学 商学部 卒業
▼競技歴・実績
【器械体操】(競技歴:約20年)
・小学2年生から器械体操を始める
・インターハイ・インカレに毎年出場
・高校・大学ともにキャプテンを務め、山口国体では男子キャプテンを務める
・関西地区 床競技優勝
・全日本マスターズ選手権(約300名中)
-個人総合 6位
-床 6位
-平行棒 3位

【跳び箱】(競技歴:約8年)
・モンスターボックス規格:22段(2m96cm)※世界2位タイ記録

巨大跳び箱に挑戦しようと思ったきっかけは何ですか?


最初は友人に誘われ、イベントで挑戦したのがきっかけです。跳べたときの達成感は格別で、跳び箱は必ず「失敗で終わる」競技だからこそ、「次こそは!」という気持ちが強くなり、どんどんのめり込んでいきました。ただ、全国を見ても、巨大跳び箱に挑戦できる環境は非常に限られています。もっと多くの人にこの競技の面白さを体験してもらいたいと思い、世界一高い跳び箱「Gorilla Monster」を作成しました。

普段はどのように練習に取り組んでいますか?特別なトレーニング方法があれば教えてください。


普段はランニングや、大学の体操場でのトレーニングを行い、体を動かすようにしています。ただ、跳び箱は
どこでもできる競技ではないため、イベントでの「一発勝負」になることも実際は多いです。

跳び箱の魅力は何だと思いますか?


跳べたときの達成感はもちろんですが、自分の身長より高い跳び箱に向かって助走するドキドキ感、そして跳べなかったときの悔しさも含めて、すべてが魅力だなと感じています
また、応援してくれる方にも「跳べたかどうか」が非常にわかりやすい競技である点も魅力です。
そして、跳び箱は年齢に関係なく挑戦できる競技でもあります。実際に 40 代で挑戦する方も多く、最高齢では 60歳の方が 10 数段の跳び箱にチャレンジしてくださいました。

実際に跳んでいる動画はこちら↓↓↓

今後の目標はありますか?


2024 年 6 月にはクラウドファンディングを成功させ、世界一高い跳び箱「Gorilla Monster」を作成しました。
2024年 9 月から全国各地で体験会やチャレンジ企画を実施していますが、これはまだスタート地点です。
今後は、より多くの人に跳び箱の楽しさや、挑戦することの大切さを伝えていきたいと考えています。そして、自身のイベントから世界記録保持者を排出したり、日本の文化でもある「跳び箱」を世界へ広めていきたいと思っています

器械体操の経験は、跳び箱にどのように活かされていますか?


体操競技の「跳馬」が最も近い種目です。「跳馬」はもともと得意な種目だったので、ロイター板の使い方(踏み切りの技術)などは特に活かされていると感じます。

体操競技と跳び箱競技で、最も異なる点は何だと思いますか?


体操競技は技の難易度や美しさを競うのに対し、跳び箱競技は「より高い段数を跳び越えた人が勝ち」という単純明快なルールです。そのため、体操経験や競技歴に左右されにくい点が面白いと思います。
極端な話、一般の方や他のスポーツ選手が、体操オリンピック金メダリストの内村航平選手に勝てる可能性もあります。ただし、跳び箱競技自体はまだマイナーな存在なので、こうした素晴らしい可能性を広めていくことが重要だと考えています。

地元での経験が今の活動に影響を与えていることはありますか?


山口国体前、精神的・肉体的に限界を感じ、体操競技の引退と高校の中退を考えたことがありました。そのとき、体操部の監督である川本先生が親身に相談に乗ってくださり、結果として競技を続けることができました。
そのおかげで、山口国体では男子キャプテンとして出場し、悲願だった予選通過も果たせました。あのとき体操を続けていなかったら今の自分はなかったと思うので、非常に大きな影響を受けたと感じています。

跳び箱を通じて、どのような夢や目標を持っていますか?


まだまだ日本には、巨大跳び箱に挑戦できる環境がほとんどありません。全国でイベントを開催し、日本一決定戦の実施や、跳び箱という日本の文化を海外に広めることを目指しています。
また、震災で被災された地域(例えば輪島など)で跳び箱イベントを開催し、スポーツを通じて少しでも元気や希望を届けることができればと思っています。

母校である豊浦高等学校での思い出や、同窓会へのメッセージがあればお願いします。


強歩大会、耐寒訓練、英彦山登山、プールサイドでの応援練習……たくさんの濃い思い出があります。当時は辛いと感じることも多かったですが、振り返ると本当に楽しく充実した高校生活だったと感じます。
同窓会をもっと盛り上げていけるよう、これからも頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします!
また、跳び箱競技をさらに広めるため、スポンサーを募集しています。ご支援いただける方は、ぜひお力添えをお願いいたします。

シーモール下関でのイベント開催時の様子です。