
「豊浦一心 諸君、狂いたまえ。」の精神で、伝統を未来へ
山口県立豊浦高等学校の同窓会の皆様方には、ご健勝のこととお慶び申し上げます。また、日頃から同窓会活動にご支援、ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
いよいよ、第125回同窓会総会が開催されます。奥迫代表幹事を筆頭に、95期当番幹事の皆様には、この総会開催にご尽力いただき、心より感謝申し上げます。
この度、令和7年3月の臨時幹事会において、川上会長の後任として同窓会会長にご選任いただきました74期の森健二です。伝統ある豊浦高等学校同窓会の会長という大役を拝命し、身の引き締まる思いです。
まず、長年にわたり同窓会にご尽力くださいました川上前会長、兼田副会長、辻野監査、今井会計の皆様に、心からの敬意と感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。今後も変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
さて、皆様ご存じのとおり、我が母校・豊浦高等学校は、長府毛利藩の藩校「敬業館」に源を発する、山口県下でも有数の歴史と伝統を誇ります。又、文武両道を基本とする人間形成を重んじる人格教育は、開校以来、脈々と受け継がれてきました。この揺るぎない教育理念こそが、私たちの「豊浦魂」の源であると確信しております。
しかしながら、近年、少子化による生徒数減少の影響は、全国的な教育改革の波と相まって、山口県の高等学校再編の動きに拍車をかけており、豊浦高等学校も例外ではありません。このような状況の中、豊浦高等学校の輝かしい歴史と伝統を守り、未来へと「豊浦のDNA」を伝えていくことこそが、会長である私の最も重要な責務であると認識しております。
今年の同窓会誌のスローガンは「豊浦一心 諸君、狂いたまえ。」です。これは、私たち同窓生が持つ情熱と、一つの目標に向かって邁進する強い意志を表しています。AI(人工知能)やデータ活用が当たり前になる現代において、この言葉に込められた精神は、変化の激しい時代を乗り越えるための羅針盤となるでしょう。私に課せられたこの使命に対し、全身全霊をかけて取り組んでいく所存です。
しかし、その実現には、同窓生の皆様の温かいご支援、ご協力が不可欠です。同窓会はこれからも、豊浦の歴史と伝統を末永く護り続けるため、様々な施策を講じてまいります。同窓生一人ひとりの「豊浦一心」の力が結集されれば、どんな困難も乗り越えられると信じております。
皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます。
山口県立豊浦高等学校同窓会 会長 森 健二